凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)が運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」※1は、Shufoo!にチラシを掲載している企業に対し、チラシ画像データと商品画像を活用することで簡単に販促動画を作成し、Shufoo!アプリ上で配信できるサービス「Shufoo!動画チラシPro」の提供を開始した。ユーザーのホーム画面に動画を表示し、タップするとShufoo!上の自社ページやホームページ等に誘導でき、既存の動画素材も利用可能だ。
※1:30~50代の女性を中心に利用されている国内最大の電子チラシサービス。大手流通各社、地域主力スーパーなど約4,400法人、約12万店舗が参加。PV数は月間4.5億PV、ユニークユーザー数は月間1,600万(2021年10月現在※提供ASP上のアクセス含む)。チラシの閲覧回数や閲覧部分のデータを収集・分析するマーケティング機能も備えている。また、生活者はスマートフォンやタブレット端末、PCなど様々なデバイスから日本全国のチラシをはじめとするお買い物情報を閲覧することも可能だ。
■開発の背景
Shufoo!は、2001年に新聞折り込みチラシの電子化から始まり、店舗のリアルタイムな投稿が可能なタイムラインのほか、単品商品をPRできるピックアップやクーポンなど、Shufoo!掲載企業が店舗の魅力をユーザーに届けられるよう様々な機能を提供をしてきた。
今回、商品や店舗の魅力を簡単に動画で伝えられるよう、新たに「Shufoo!動画チラシPro」の提供を開始。チラシ画像とは異なる印象を残し、購買行動につなげやすくなる動画ならではのメリットに加え、チラシ掲載商品の中でも特におすすめしたい商品訴求が可能になる。チラシの価値を広げ、店舗が発信するコンテンツの閲覧を促し、店舗とユーザーのコミュニケーションの深化に貢献していく。
■サービス概要
■実証実験による優良顧客の創出
「Shufoo!動画チラシPro」の開発、商品化に向けて実証実験を実施した。2020年8月20日~9月16日、スーパーを中心とする4社9店舗を対象に、Shufoo!アプリ上で動画チラシを配信。動画チラシの再生回数やチラシ閲覧数などを計測、動画チラシ配信前と比較してユーザーの行動変化を測定した。実証実験の結果、動画を閲覧した後に店舗詳細情報やチラシなど店舗コンテンツに接触したユーザーの増加率は平均約3倍(前月同期比)、店舗をよく見る店舗としてお気に入り登録したユーザー数は平均約2倍(前月同期比)となった。動画を活用することでこれまでの静止画のチラシではリーチできなかったユーザーにアプローチができ、店舗が発信するコンテンツの閲覧と優良顧客の創出に繋げられた。
■3万店舗の導入を目指す
なお、今回のサービスを発表した株式会社ONE COMPATHは、地図検索サービス「Mapion」、電子チラシサービス「Shufoo!」などデジタルメディアの運営を中心に事業展開する凸版印刷株式会社のグループ会社。2019年4月1日、株式会社マピオンから社名を変更した。「Mapion」「Shufoo!」のほか、ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」、家事代行比較サービス「カジドレ」、サイクルコンパスアプリ「U-ROUTE(ユールート)」等を運営している。