デイシンは9月11日、AI がもつ知識によって自由に創造させた画像3万枚以上をデイシンサイトで公開し、2022年12月にポスター500枚を販売開始した楽天で、厳選された約2,000枚の販売を開始したと発表。
また、2022年に爆発的に普及した画像生成 AI のひとつStable Diffusion 2.1を中心にその旧版1.5や新版 XL を使用して、独自の方法によってAIアート作品を作っている。アイキャッチ画像の3 枚はその例だ。
■3万枚を公開
現在3万枚以上の画像をデイシンサイト※で公開しています。約2,000 枚の主要な高解像度画像をデイシンの楽天サイトでA1〜A3サイズのポスターとさらにその一部などをポストカードとして販売している。また、ポスター、ポストカードは 11月11〜12日に東京ビッグサイトでひらかれるデザインフェスタで展示販売する予定だ。
※デイシンサイト:https://www.dasyn.com/aiart/index-j.html
■抽象画的な画像を
AIアート作家の多くは写真やアニメ画像のようなリアルな画像を作っており、画像生成AIもそれに合わせてより人体などのリアルな画像が作れる。しかし、画像生成 AIは人体など実世界のものの構造に関する知識ももたないため、リアルな画像をつくるのには適していない。そのため、デイシンでは絵画的とくに抽象画的な画像を中心に作らせている。
■他画像生成法と著作権
AIアートで望む画像を作るために通常は比較的細かい指示を与える。しかし、デイシンではおもに1〜3語程度の短いことばや造語を使用して、AI が持つ知識をいかして自由に画像を作らせている。解像度を高めて明るさやコントラストを調整した画像には編集著作権をつけているが、原画は著作権フリー※だ。