大日本印刷に間接材購買システムを提供 DXの強化を図る【アルファパーチェス】

株式会社アルファパーチェス(以下、アルファパーチェス)は9月21日、大日本印刷株式会社(以下、DNP)に、業務効率化、コスト削減、ガバナンス強化を実現するための独自の間接材購買システム、APMRO(エーピーエムアールオー)の提供を2023年6月に開始した。2023年9月には、DNPグループの6割に導入が完了。また、DNPは導入にあたってKPMGコンサルティング株式会社(以下、KPMGコンサルティング)の支援を受けている。

■購買部門のDX強化 APMRO導入背景

間接材は、単価が安い割に対象となる商品数が多く、サプライヤー選定や支払管理などの管理工数が掛かることから、購買管理の効率化が課題だ。加えて、購買を行う部門が多岐にわたることから購買実態の把握や購買承認プロセスの設定が難しく、内部統制の面からも課題がある。

このような課題を解決するために、アルファパーチェスは創業以来、主に大企業グループの顧客向けに、間接材購買の一元管理が可能な独自のシステムであるAPMRO及び間接材購買の改善に向けた各種ソリューションを提供してきた。

一方、DNPでは従来より、件数の多い間接材を発注する業務負荷が高いことが課題の一つ。既にさまざまな社内システムのDXをはかり、同社および協力会社の業務効率化やテレワーク推進、ガバナンス強化を目指しており、この取り組みの一環として、APMROを導入し、購買部門のDXを強化した。

また、APMROの主な特徴として、SaaS型の間接材購買システムで主要な間接材の電子カタログを搭載。商品検索機能、同一品比較機能、見積依頼機能、発注・承認機能、受入検収機能などを標準で完備し、他のECサイトとの連携も行えることから一元的に間接材購買の管理が可能だ。

さらに、アルファパーチェスはDNPにAPMROの利用拡大することで、DNPにおける更なるリードタイムの短縮、発注価格の適正化と増加する品目数への対応、ガバナンスの強化、購買部門の業務改革推進に貢献していく。

なお、今回紹介したアルファパーチェスは、東京都港区に本社を置き、あらゆる間接コストの削減に関する提案とその実現に必要な各種ソリューションの提供を行う会社だ。また、東証スタンダードに上場しており、主要株主はアスクル株式会社である。



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