2026年に114億米ドル到達予測 大判プリンターの市場規模を発表

株式会社グローバルインフォメーションは1月21日、市場調査レポート「大判プリンターの世界市場・COVID-19の影響(~2026年):提供区分・接続性(有線・無線)・印刷材料(多孔質・非多孔質)・技術(インクベース・トナーベース)・印刷幅・インクタイプ・用途・地域別Mark」(etsandMarkets)の販売を1月20日より開始したと発表。

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https://www.gii.co.jp/report/mama1043610-large-format-printer-market-covid-impact-analysis.html

■2026年には114億米ドルに達する予測だ

大判プリンターの市場規模は、2021年の88億米ドルからCAGR5.4%で成長し、2026年には114億米ドルに達すると予測される。北米における大判プリンター市場の成長は、企業による大規模な投資や、印刷を行うための大判プリンターの高い需要が主な要因だ。

さらに、高い普及率と技術の進歩も、北米の大判プリンター市場の成長を後押しする。北米地域には、Hewlett-Packard(HP)、Electronics for Imaging(米国)、Xerox Corporation(米国)、Lexmark(米国)などの大手企業があり、最大の市場となっている。これは、多くの主要プレイヤーの存在と、広告や装飾の需要の向上によるものだ。

新型コロナウイルスの発生により、市場は影響を受けたが、2022年には着実な回復が見込まれる。APAC(アジア太平洋)の発展途上国には成長の可能性があり、製品メーカーにとっても有利な環境が整う。日本や韓国などはすでに先進国であり、中国は過去20年間、世界で最も急速に成長している経済大国だ。

APACでは、グラフィック、アパレル・テキスタイル、CAD・テクニカルプリントなどの分野が高い成長率を示しているため、今後も、大判プリンターの需要が拡大すると考えられる。また、同地域ではアパレル・テキスタイルの生産量が多いことから、安定した成長が見込まれ、インドでは、好景気を背景に、主に広告・看板用途で大判プリンター市場の大幅な成長が見込まれる予想だ。

■COVID-19の大判プリンター市場への影響

消費者や企業の支出の制限、ロックダウン措置、サプライチェーンの混乱は、大判プリンター市場の成長に影響を与えた。COVID-19パンデミックによる複数の中小企業の閉鎖、物流の混乱、ロックダウンなどの問題により、市場は減少。このパンデミックにより、世界各国の政府はヘルスケア分野に焦点を当て、支出をシフトせざるを得なくなった。また、エンドユーザーからの需要も2020年に大きく減少している。

現在までのところ、COVID-19の症例が時折再燃しているため、アジア太平洋地域と北米が最も影響を受けている地域であり続けている。このため、ほとんどの企業では消費者の足取りが通常よりも少なくなり、収益に影響がある。

その結果、大判プリンターの需要も低迷しており、アジア太平洋地域と北米を中心とした、全ての地域の大判プリンター市場の成長に影響を与えた。一方、アジア太平洋地域では、その安全性、環境への優しさ、高速印刷などから需要が回復し、今後の同地域の高い成長につながると予想される。

■繊維、広告、包装業界における大判プリンターの需要増加

現在の競争環境下では、多くの企業が、優れた屋外広告コンセプトを導入することで、自社ブランドを宣伝し、顧客の注目を集めようと努力している。パワフルで魅力的なマーケティング素材は、ブランドへの親近感を高め、売上の向上に。現在のデジタル社会では、マーケッターや広告主は、鮮やかな色や目を引くグラフィックを持つ素材を好む。ほとんどの広告は、数秒でお客様の注意を引き、メッセージを伝えることができる。

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