大日本印刷株式会社(以下、DNP)は8月8日、独立行政法人UR都市機構中部支社(以下、UR)・東海国立大学機構名古屋大学(以下、名古屋大学)・愛知県春日井市が進めている高蔵寺ニュータウン(春日井市北東部)での「交通結節点のスマート化によるにぎわいのある安心安全なまちづくり」の共同研究に、「DNPモビリティポート」※1を提供すると発表した。
DNPモビリティポート:https://www.dnp.co.jp/news/detail/10160894_1587.html
「DNPモビリティポート」は、住民や観光客、高齢者や若者等の誰にとっても、多様な交通手段が利用しやすい環境をつくり、周遊を促す“移動最適化サービス”だ。今回の共同研究では、商業施設に「DNPモビリティポート」のコミュニケーション端末を設置し、デマンド乗合いタクシーの手配や周辺地域情報の発信により、住民等の利便性向上を図る。また、商業施設の店舗等の広告やクーポンサービスと連動することで、地域のにぎわいづくりに対する効果を検証。共同研究の結果は、今後の同地域での高蔵寺スマートシティプロジェクトに反映していく予定だ。
■共同研究実証実験への「DNPモビリティポート」の提供内容
・場所:高蔵寺ニュータウンの商業施設・アピタ館
・駐車場側コンコースに、「DNPモビリティポート」コミュニケーション端末・屋外型1台を設置
・中央台バス停出入口に、「DNPモビリティポート」コミュニケーション端末・屋内型1台を設置
●コミュニケーション端末で利用できる機能
・循環バスやデマンド乗合いタクシーのリアルタイムな車両位置情報の表示
・高齢者にも分かりやすいデマンド交通の予約
・SNSに対応した、見やすく・直観的にわかりやすい地図をベースとした「DNP MAPベース地域情報発信プラットフォーム」※2での地域情報・店舗情報の提供
DNP MAPベース地域情報発信プラットフォーム:https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10162666_1567.html
■高蔵寺スマートシティプロジェクトとは
■今後の展開
なお同地区は、令和4年度国交省都市局スマートシティ実装化支援事業に採択されており、本年度後半に予定されている当支援事業の実証実験に、今回の成果をフィードバックする。また、シェアバイク等のモビリティサービスとの連携や、モビリティサービスと周辺施設との連携による“にぎわいづくり”と“防災情報連携”をテーマに、ニュータウン内での交通結節点のスマート化の機能実証を進め、将来の社会実装につなげていくとした。