大日本印刷株式会社(以下、DNP)は12月1日、東欧ウクライナに本社を置くELEKS(エレックス)社の日本法人であるELEKS Japanと資本提携した。ELEKS社は、先端的なAI・IoT・データサイエンスなどを扱う専門性の高い技術者を擁し、米国や欧州の市場で、金融や公共インフラ、製造・小売やエンターテイメント関連など、幅広い領域で650以上のプロジェクトに関わってきた。今回、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進して顧客体験(CX)価値の向上に取り組むDNPと、ELEKS社の両社の強みを掛け合わせ、企業が事業プロセスなどを変革していくためのDX推進支援サービスを提供していく。
DNPは、2018年からELEKS社と共同で複数のプロジェクトに取り組んでおり、新たに、同社の強みを生かしたDX推進支援サービスを日本で12月から提供する。このサービスでは、グローバルなリサーチに基づくサービスやプロダクトのデザイン、先端的な技術や開発手法によるサービス・プロダクト開発のメニューを用意し、関連する事業も含めて3年間で5億円の売上を目指すと発表した。
■DX推進支援サービスの特徴
2つ目は、先端的な技術・開発手法を実際のビジネスに適用・導入できる。ELEKS社の先端的な技術や開発手法を迅速に事業のプロジェクトに導入していくため、専門的な強みを持った人材を集めた同社のCoE(Center of Excellence)の組織とも連携し、DXの推進による業務の効率化や生産性の向上につなげていく。
3つ目は、幅広い事業領域でのグローバルな提供実績を日本国内での活用だ。金融や公共インフラ、製造・小売やエンターテイメント関連など、幅広い領域でグローバルに事業を展開してきたELEKS社のグローバルなリサーチ・分析の強みを活かし、国内の各企業に対して、CX価値向上のための企画開発や新しいサービス・プロダクト開発などを支援する。