DNP、「広告付タクシーシェルター」のデジタル化実証実験にシステム供給

​大日本印刷株式会社(以下、DNP)は12月1日、公益財団法人東京タクシーセンターが管理し、ヴィスタコミュニケーションズ株式会社(以下、ヴィスタコミュニケーションズ)が運営する「広告付タクシーシェルター(屋根・雨風よけ付待合所)」の広告面におけるデジタル化実証実験に「DNPモビリティポート」のシステムを供給すると発表した。

■利便性、公共性の高いタクシー乗り場を目指す

「広告付タクシーシェルター」と主な公共情報の例
(山王パークタワー前に設置したデジタル版)

「DNPモビリティポート」は、さまざまなモビリティ(交通)の結節点で、交通と周遊促進のシステムの連動による情報発信を行うことでシームレスな移動を実現し、人の移動が交差する“にぎわい”の創出によって、地域活性化をサポートするシステムだ。

今回の実証実験では、このシステムの基幹となる屋外用デジタルサイネージと広告・公共情報の発信機能を提供。「広告付タクシーシェルター」に設置するデジタルサイネージに災害や鉄道運行状況等の公共情報を発信し、利便性と公共性の高いタクシー乗り場の運用を目指して、実証していく。

また、DNPは今後、「広告付タクシーシェルター」のサイネージのインタラクティブ化を行い、タクシー配車アプリ連携、観光情報連携、インバウンド多言語対応、防災情報連携の社会実装を目指す。DNPモビリティポートにより、ヴィスタコミュニケーションズの目指す「社会的価値のある街のインフラ」の構築をデジタル化でサポートしていく。

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