DNPら、顔写真を収集するクラウドサービス「Photo Entry」の運用開始

大日本印刷株式会社(以下:DNP)と、グループ会社の株式会社DNPフォトイメージングジャパン(以下:PIJ)は、スマートフォンで撮影した顔写真でも規格に沿った顔写真データを収集できる「DNP顔写真収集サービスwith Photo Entry」を開発、2021年12月10日に運用を開始した。各種会員証や社員証など、顔写真入りIDカードを制作する際、事務局などは効率的に安定した品質の顔写真データを収集することが可能。またこのサービスには、業界トップクラスの設置シェアをもつ証明写真機「Ki-Re-i」で培った顔写真撮影のノウハウを活かしている。

※DNP顔写真収集サービスwith Photo Entry:https://biz.mkt.global.dnp.co.jp/l/819623/2021-12-01/29h8gd

■開発の狙いとは

ここ数年、エンターテイメント業界で、顔認証ゲートやファンクラブ会員証、転売防止用の電子チケット等での顔写真の活用が増えているほか、社員証等のビジネス用途や教育分野でも顔写真の活用が広がってきた。従来、こうした顔写真データを収集する際、生活者自身がスマートフォンで撮影した顔写真データを送信するといった方法で対応している。この場合、顔写真の品質やサイズにばらつきが多く、カード発行事務局の担当者が目視で確認する必要があった。この課題に対して今回、簡単トリミングやAIによる顔撮影アシスト等の機能を搭載した「Photo Entry」を活用して、高品質で均一な顔写真をリモートで集めることによって、事務局等の作業の効率化を図っていく。

サービスの流れ
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サービスの流れ
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■サービスの特長

事務局担当者等の運用上のメリットについて
簡単トリミング機能や、「サングラス不可」等の条件を識別するAI(人工知能)による顔撮影アシスト機能により、顔写真のピクセル(画素)数やサイズのほか、個々の規格にマッチした顔写真のデータを登録できる。また、顔写真データをクラウドサーバに自動リネーム登録することで、事務局担当者の手作業の負荷を大幅に軽減。また自動化によって個人情報を取り違えるといった事故の防止も可能。さらに、顔写真はDNPのクラウドサーバに保管し、安全・安心に個人情報を管理できる。

写真の調整・確認イメージ

生活者のメリットについて
いつでも、どこでも自身のスマートフォンで撮影した顔写真データを送信することが可能。自分で納得がいくまで、何度でも写真を撮影できる。また、専用アプリをダウンロードすることなく撮影可能だ。

※推奨環境:https://www.dnpphoto.jp/products/photoentry/faq.pdf

事務局担当者・生活者双方のメリットについて
全国に約5,500台(2021年11月末現在)設置されているDNP証明写真機「Ki-Re-i」で撮影した顔写真をサーバに登録することも可能だ。

■今後の取り組み

DNPグループは、企業理念に「人と社会をつなぎ、新しい価値を提供する」ことを掲げており、デジタルトランスフォーメーション(DX)のメガトレンドも捉えて、顔写真等のデータを安全・安心に運用することで、企業や生活者などに多様な製品・サービスやソリューションを提供している。引き続き、「DNP顔写真収集サービス」の機能を拡充して、価値を高めていくことで、事業の拡大を図っていく。

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