メタバース内の「継続的な顧客とのコミュニケーション」を強化へ DNPが新機能を提供 

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(写真)
左上:特定のURLを付与された人だけが入れる医療関係者ホール
右上:ホール内(大モニター、取り組み閲覧パネル等)
左下:限定されたコミュニケーションが可能な部屋
右下:プレゼンテーション実施時の管理画面

大日本印刷株式会社(以下、DNP)は12月19日、天藤製薬株式会社のブランドサイト「ボラギノールタウン」のメタバース版「ボラバース produced by ボラギノール」の新機能として、同社と医療関係者とのコミュニケーションを活性化させる空間を創出し、同社の情報発信活動の強化を支援する。

ボラバース produced by ボラギノール: 痔の薬「ボラギノール」の開発・製造に込めた企業の想いやこだわり、変遷の歴史をわかりやすく紹介するメタバース空間。天藤製薬が創業以来取り組んできたヘルスリテラシーを高める情報活動の一環で推進中。2023年3月31日にオープンした。

■「ボラバース produced by ボラギノール」の新機能の特徴

1.「医療関係者ホール」を設置 医療関係者限定のコミュニケーション空間

DNPは、バーチャルとリアルの空間の良さを掛け合わせ、人々がアクセスする時間・場所を問わずに楽しめて体験価値を高める機会を提供する「XRコミュニケーション事業」を展開。この事業で培った技術・ノウハウ等のDNPの資産を活かし、今回「ボラバース」に対して、バーチャル空間・メタバース内のセミナーホールや会議室等で関係者同士がコミュニケーションできる機能を提供した。この機能は、「継続的な顧客とのコミュニケーション」を強化するという天藤製薬の目的に沿って開発したものだ。

※出典:DNP(XRコミュニケーション事業)

「ボラバース」内の病院施設に、特定のURLを通知・配布された招待者が認識できる「医療関係者ホール」を設置する。このホール内では、関係者だけで商談やセミナー受講などのコミュニケーションが可能に。

2.プレゼンテーションや営業ニーズに合わせた会話機能を提供

「医療関係者ホール」内のステージでは、発表者が普段使用しているオンライン会議システムと同様の方法でコンテンツをモニターに投影し、スライドを操作することでプレゼンテーションを容易に行うことが可能だ。

ホール内に設置したパネルでは、天藤製薬が配信する動画や製品概要等の閲覧が可能で、関連するWebサイトにも容易にリンクできる。

また、関係者を限定した状態でのテキストや声によるチャット(会話)が可能。特定のURLを通知・配布された招待者のアバターがホールに入ると、出入り口に鍵がかかり、他の利用者はこのホールに入れなくなる。

加えて、ホールの外に音声が聞こえない「BOX空間」も設置。利用者限定という安全性が確保された空間で、オープンな会話ができるだけでなく、さまざまな営業シーン等のニーズに合わせた機能を提供できる。

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医療関係者ホール全景イメージ

なお、DNPは今後、関係者限定のコミュニケーション空間の機能を多様な、企業・学校・教育機関等にも提供。メタバースを活用して、企業が販売する製品・サービスの販売促進や、学校関係者間の交流促進など、持続的なコミュニケーションの活性化に貢献していく。

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