「モビリティサービス協会」の設立 DNPが発起人として参画

大日本印刷株式会社(以下、dnp)は、4月23日に設立された「一般社団法人モビリティサービス協会」に、発起人として参画したと発表。この協会は、「ユーザー視点に立った多様なモビリティサービスを世に送り出す」をミッションとし、先端情報の共有や教育の場の提供、ビジネスモデル創出の支援、健全な業界発展を支援するための規制や法律改正の提言、ガイドライン制定、認定制度や仕組みづくりなどに取り組んでいく。

モビリティサービス協会の取り組み概要
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■DNPの狙いとは

昨今、地球温暖化やエネルギー問題、原材料費の高騰など、モビリティを取り巻く環境は世界的に大きく変化。また、国内の車両ユーザー側から見ても、人や物を運ぶドライバー不足と多様な人材の活用、高齢ドライバー対応、格差拡大にともなう低与信層の増加、過疎地域等での公共交通機関の不足など、さまざまな社会課題に直面している。

このような課題を解決するため、「ユーザー視点に立った多様なモビリティサービスを世に送り出す」ことを目的に、協会での取り組みを活性化させていく。

DNPは長年、自動車や鉄道車両等も人々が「生活する空間」と捉えて、多様な製品・サービスを開発・提供してきた。今回、独自の技術・ノウハウと事業の実績を生かして、協会に参加する企業・団体との連携を強化し、「次世代モビリティ社会」の実現に向けた新しい価値の創出に努める。

また、自動運転の促進、一般のドライバーが有償で顧客を送迎するライドシェア、車両などに通信システムを搭載して情報提供するテレマティクスなどのさまざまな分野で、安全で安心できる社会の構築に向けて、次世代のモビリティサービスの提供を進める。

なお、今回の協会の発起人は以下である。

・Global Mobility Service株式会社中島徳至氏
・株式会社ローランド・ベルガー貝瀬斉氏
・東京大学大学院情報学環兼生産技術研究所准教授上條俊介氏
・株式会社スマートドライブ代表取締役北川烈氏
・株式会社三菱総合研究所理事長東京大学元総長小宮山宏氏
・大日本印刷株式会社モビリティ事業部・新事業開発部長椎名隆之氏
・ナイル株式会社代表取締役社長高橋飛翔氏
・株式会社NearMe 代表取締役社長髙原幸一郎氏
・東京理科大学元理事中谷幸俊氏
・埼玉大学名誉教授長谷川孝明氏
・早稲田大学大学院教授マッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパン元支社長
　平野正雄氏
・ランディット株式会社代表取締役社長 CEO 藤林謙太氏
・株式会社SkyDrive 代表取締役 CEO 福澤知浩氏
・株式会社オプティマインド代表取締役社長松下健氏
・株式会社セブン銀行代表取締役社長松橋正明氏
・株式会社本田技術研究所元代表取締役社長松本宣之氏
・芥川賞受賞作家上田岳弘氏
・株式会社オートバックスセブン代表取締役社長堀井勇吾氏

※記載された製品の仕様、サービス内容などは2024年4月23日発表日現在のもの。その後予告なしに変更されることがある。