資本業務提携を発表 「版画/高精細複製画」と「ライセンス関連」の市場開拓・ビジネス構築を目指す【DNPアートコミュニケーションズとPTRiCERA】

大日本印刷株式会社グループの株式会社DNPアートコミュニケーションズ(以下、DNPアートコミュニケーションズ)は6月9日、現代アートを販売するグローバルアートプラットフォーム「TRiCERA ART」を運営する株式会社TRiCERA(以下、TRiCERA)は、現代アートの「版画/高精細複製画」と「ライセンス関連」の市場開拓・ビジネス構築を目指して、2023年6月に業務提携すると発表した。

日本をはじめ、アジア諸国を中心とした海外市場における、現代アートの新たなビジネスモデルの創出を目指す。

■業務提携で狙う、市場開拓とビジネス構築とは

DNPアートコミュニケーションズは、高精細な画像データ処理や印刷の技術など、DNPグループの「P&I(印刷と情報)」の強みを生かして、アートや文化財、グラフィックデザインに関するさまざまな事業を展開。

TRiCERAは、日本やアジア諸国をはじめ世界中の現代アーティストが自由に作品を発表・販売できるグローバルアートプラットフォーム「TRiCERA ART」を運営。アーティストが自立した作家活動ができるよう、作品のオンライン販売支援、多言語での説明や交渉、最適な梱包や発送通関手続きを代行している。

今回の業務提携では、両社の強みを生かし、「TRiCERA ART」に参加するアーティストの作品と、DNPグループが保有する版画製造技術「DNP高精彩出力技術 プリモアート®」※1並びに、美術作品画像データ貸出サービス「Image Archives®」※2を組み合せ、日本をはじめ、アジア諸国を中心とした海外市場における、現代アートの「版画/高精細複製画」および「ライセンス関連」の市場開拓・ビジネス構築を目指す。

※1:DNP高精彩出力技術 プリモアート®
複製画を出力することが可能な高精細印刷技術。高解像度で入力したデジタルデータを、複製画専用のDNPカラーテーブルを使用してデジタル画像処理しする。原画に限りなく近い色調やタッチを忠実に再現、繊細な階調表現が可能。画材紙・キャンパス・和紙・バックライトフィルムなど、多様な用紙に印刷ができる(参照:DNP HP(DNP高精彩出力技術 プリモアート))

※2:Image Archives®
国内最大級のアートと歴史資料の専門フォトエージェンシーを20年以上運営しており、国内外の美術館・博物館の所蔵するアート画像を取り扱っている(参照:DNP HP(Image Archives))

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