プリント基板製造における水・資源・エネルギーを大幅に削減する製造技術を持つエレファンテック株式会社(以下、エレファンテック)は5月9日、第三者割当増資を行い、約9億円の資金調達を実施したと発表。この資金調達は、2022年10月発表の第三者割当増資による資金調達や、2023年4月発表の環境省補助金採択に続くもので、累計資金調達額は約90億円(増資、借入、補助金を含む)となった。
この度の第三者割当増資引受先は以下である(敬称略、順不同)
– MEイノベーション投資事業有限責任組合
– QB第二号投資事業有限責任組合
– Wing2号成長支援投資事業有限責任組合
– 新生ベンチャーパートナーズ2号投資事業有限責任組合
– 第1号第四北越地域創生投資事業有限責任組合
– 株式会社脱炭素化支援機構
– みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合
– QB第二号投資事業有限責任組合
– Wing2号成長支援投資事業有限責任組合
– 新生ベンチャーパートナーズ2号投資事業有限責任組合
– 第1号第四北越地域創生投資事業有限責任組合
– 株式会社脱炭素化支援機構
– みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合
なお、今回紹介したエレファンテックは、「新しいものづくりの力で、持続可能な世界を作る」をミッションとし、既存製法に比べてCO2排出を75%、水消費を95%削減できるインクジェット印刷による電子回路製造技術の実用化・普及に向け、2014年の創業以来開発に取り組んできた。
6年間の基礎研究を経て2020年、量産に成功。以後、市場での量産採用が進んでいる。また、量産後2年が経過した現在までリコールを起こさず、今後も技術の信頼性を高めていく。