こんばんは。ペーパーです。
現在は、出版社でWeb媒体の編集をしております。過去には、印刷会社で紙媒体の仕事に携わっておりました。今回は、対談記事を作成するためにどのような手順で作成すればいいのか?わたしの実体験(事例)を基に記載いたします。
※個人の実体験ですので、あくまで参考程度に考えていただければ幸いです。
■目的を決める
そもそも何のために作成するのか。対談記事だけでなく、他の記事にもいえることですが目的を明確にすることが大切だと考えます。
わたしの事例ですが、某企業さまの商品がリニューアルすることになりました。その商品は、エッジAI技術で、検知技術がより高い精度になり事故防止に貢献します。
今回は、この技術に権威付けをしたいとのご要望があり、有識者(事故防止の研究)の方に、エッジAI技術でより正しいデータが検知できるようになり、より事故防止に貢献できることを、メーカーの技術者の方と対談してもらう企画で対談記事を作成いたしました。
■対談企画で重要なこととは
外部の有識者や専門家に対談をお願いする場合は、有識者や専門家の方に専門領域や視点で語ってもらうことが大切です。専門領域について語ってもらうからこそ、権威付けになり、対談する価値があるからです。
そのためには、事前に必要な準備があります。わたしの事例を参考にまとめてみました。
気を付けるべきポイントは、有識者の方が評価する立場でなく、主従関係にならないように気を付けることが大切です。あくまで技術者の方とは対等な位置付け。
・企画内容
そもそもなぜその有識者の方を選んだのか。有識者の方に何を語ってもらうかが重要です。対談を打診するときは、具体的に説明できるようスポンサーと内容を詰めてから依頼すると、オファーを受けてもらいやすい感じがします。
・どの対談者を選定するのか
企画にあった有識者を探すときは、その商品で何を伝えたいのかをスポンサーの担当者と話し合い検討します。伝えたい内容(コンセプト)が決まったら、書籍やインターネットで検索してさがすと見つかることが多い印象です。私が以前担当したときは、「事故防止」の研究をしている大学教授、企業を選定。
また、可能なら、その商品を開発するなかで協力やアドバイスをいただいた有識者・専門家の方がいれば、メーカーの担当者に紹介してもらうのもいいかとおもいます。そちらの有識者・専門家の方なら、商品の知識もありますし、協力を得られやすいためです。
・商品について事前レクチャー
対談者が決定したら、メーカーの担当者含めて3者で打ち合わせすることが必要です。まずは、どんな商品なのかを有識者の方に理解していただくことが大切です。そのうえで両者の結節点を検討。もちろん、事前に結節点を考えた上で企画はしていますが、よりおもしろい切り口が見つかる可能性もあるので、仮台本を作る人も商品についてしっかり理解することが成功のポイントだと考えます。
・仮台本(シナリオ作成)
当日の対談をスムーズに行うために、仮台本はとても大切です。内容としては、両者に話していただくテーマ、質問項目や想定回答(有識者には見せない)になります。企画内容や質問を事前に共有することで、両者の認識がズレることなく進行することができます。