【業界初】「トラボディ」のサイトリリース! トラックのボディ売買でSDGsに貢献

中古トラックの販売や輸出を手掛ける株式会社片岡オート(以下、片岡オート)は10月11日、不要になったトラックのボディを所有する企業や人と、それを必要とする人とを繋ぐマッチングサイト「トラボディ」を正式にリリースしたことを発表した。不要とされたボディを必要な場所に届け、もったいないボディをなくし、物流業界におけるSDGsに貢献する。

■「トラボディ」のサイト制作の背景とは

イメージ:マッチングできる売買サイト「トラボディ」

半導体不足の影響などから、ボディメーカーの生産は追いついておらず、中古ボディの需要は高まりつつある。

その一方で、不要になったボディは新しい買い手を見つける手段も少なく、また、見つかったとしても配送コストがかかるため、廃棄されるケースが多い。さらに、廃棄にはコストはもちろん、環境への影響も懸念されされている。

このような課題を解決するために、不要になったボディを所有するユーザーと、それを必要とするユーザーを近隣地域でマッチングできる売買サイト「トラボディ」をリリースした。

■トラックのボディはの活用方法

自然災害時、雨風を防ぐ避難場所にも
トラックのボディは丈夫な作りのため、ボディによっては50人ほど乗れるものもある。実際に阪神淡路大震災のときも、避難場所として多く活用された。

大きな荷物や農作物の保管庫、飼育小屋にも
雨風がしのげることから、保管庫としても活用できる。車やバイク、農作物、農機物を保管したり、犬や猫の飼育小屋にしたりなど、個人利用される人も多くいる。

リノベーションしてプチ別荘に
トラックのボディは、窓をつけるなどリノベーションも可能。家具も置けるので、小屋や事務所としても活用できる。



トラボディは、本来廃棄されるはずのボディを再流通させることで、SDGs13番目の目標「気候変動に具体的な対策を」の実現に近づくだけでなく、直近でも甚大な被害をもたらした自然災害への対策の1つとしても貢献できると考えているとした。

トラック業界大手のパーツ販売サイトや中古車部品のサイト、各大手フリマサイトなど多種多様な商品を扱うサイトはあるが、また、自社の中古商品として販売する会社は数多くある中で、日本国内において様々な出品者を募っての、トラックのボディに特化したマッチングサイトは、片岡オートが初めてだ。(2022年10月11日現在 片岡オート調べにより)

なお、今回紹介した片岡オートは、平成15年より貿易商社として中東、アジア、アフリカなど、世界各国へ日本車を年間1万台を超える輸出を多いときは行ってきた。近年では8,000坪を超えるヤードに中古トラックや中古車、中古トラックの部品の豊富な在庫を抱え、国内販売にも力を入れている。また、トラックの板金塗装、加工やボディの載せ替え架装等も可能だ。

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