「MIクラウド」は、経営情報と工程情報をリアルタイムで取得する事により、スピーディな戦略決定を実現出来る、印刷会社専用の経営情報システム(MIS)だ。
※九州印刷情報産業展(2023年6月2日・3日開催):http://kpmc.or.jp/info/
■見える化でDXの第一歩
DXを促すためには、まず、見える化させる事が重要だ。木野瀬印刷では、「MIクラウド」により経営情報や工程情報の見える化、営業活動・社内状況の見える化、目標管理による個人活動の見える化など、あらゆる情報が見える化されている。
見える化を行うことで「受動的人間」から「主体的人間」への変化を促す。例えば、社歴も少なく受け身でしか行動する事ができなかった製造現場の社員が、自ら情報を得ることで、積極的に行動する社員へと変化。紙でしか見えていなかった情報も「MIクラウド」内へデジタル情報で記録される事により、それまで記憶や体でしか覚えていなかった情報が、いつでもどこでも取り出す事ができるため、情報の属人化を防ぐ。
■事前の会社見学を必須条件
「MIクラウド」の導入はシステムを販売する事が目的ではなく、システムを運用することにより、顧客の利益が向上することが目的だ。
木野瀬印刷では、事前の会社見学を必須条件としており、実際の運用がイメージ出来た顧客にのみ、導入するシステムとなっている。また、導入された企業には運用が出来るまで徹底してサポートを行う。
導入サポートは、オンラインにより日本全国の印刷会社へ対応しているので、遠方の顧客も導入に不安を抱える事なく、安心して導入出来るシステムだ。
■IT導入補助金の支援も行う
木野瀬印刷は、2021年から3年連続でIT導入補助金※の支援事業者として登録されている。
※IT導入補助金:https://www.it-hojo.jp/applicant/vendorlist.html
デジタル化基盤導入枠では、会計・受発注・決済・ECのうち1機能を満たした場合、50万円以下のクラウド利用料が2年分補助され、更に2機能以上を満たす事で最大350万円分が補助の対象。
受発注システムに該当する「MIクラウド」と会計システムに該当する「マネーフォワード クラウド」を組み合わせて登録する事により2機能以上を満たし、デジタル化基盤導入類型が適用。
それ以外にもITツールとして、ワークフローや日報機能を備えた連携型ツール「MIツナガル」や、グローバルなグループウェアである「Google Workspace」など複数のITツールを登録しているため、DX化を進めたい印刷会社へのステップアップをサポートしている。
「MIクラウド」と「MIツナガル」と「Google Workspace」は、全てクラウドツールという事もあり、ブラウザ上で会社全体の状況を俯瞰して見ることが可能だ。
なお、今回紹介した木野瀬印刷は、1946年に創業し、愛知県春日井市に本社を置く。オフセット印刷物の製造販売や各種メディアの企画及び提案、オリジナル文具の販売など、印刷の枠だけにとらわれない事業を行っている会社だ。