太陽光発電の設備を増設 消費電力量の約11%を太陽光発電で賄う【光陽社】

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東京証券取引所 スタンダード市場に上場し、印刷事業を展開している株式会社光陽社(以下、光陽社)は8月3日、脱炭素社会構築を目指した取り組みとして、飯能プリンティングセンターBASE(以下、飯能工場)屋上に216kWの太陽光発電設備を増設したと発表。竣工時に設置した49.5kWの太陽光発電設備と合わせて、飯能工場の屋上全面への設置が完了した。



飯能工場では、竣工時より屋上の一部に太陽光発電設備を設置するとともに非化石証書付きの再エネ電力を購入することで、再エネ100%を既に達成していた。今回、CO2排出量全体を削減するための取り組みとして、オンサイトPPAにより太陽光発電設備の増設を実施した。

※オンサイトPPAモデルとは、発電事業者が、需要家の敷地内に太陽光発電設備を発電事業者の費用により設置し、所有・維持管理をした上で、発電設備から発電された電気を需要家に供給する仕組み。

この取り組みにより飯能工場における消費電力量の約11%を太陽光発電で賄うことができる。発電した電力の全量を自家消費することで、平時におけるCO2排出量の抑制に寄与し、2050年カーボンニュートラルの実現を目指していく。

また、飯能工場では、社用車にEV(電気自動車)を採用し、東京事業所と飯能工場間の社内便(原稿・刷り本等の運搬)として使用。再生可能エネルギーとEVの組み合わせで、エネルギー起源のCO2排出量削減と、排気ガスによる大気汚染防止に貢献する。

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なお、今回紹介した光陽社は、東京に本社を持つ創業74年の印刷会社だ。長年培ったデータ加工技術を磨き上げるとともに、24時間年中無休で稼働する、先進の環境対応型カーボンゼロプリント工場と製品カーボンフットプリント算定サービスで、顧客の加速するビジネスをサポートする。

また、光陽社では、下記2種の「環境配慮型プリント」が可能だ。

カーボンゼロプリント(CARBON ZERO PRINT)工場マーク
Scope1,2のCO2排出量を実質ゼロにした工場および全事業所で印刷した印刷物には、カーボンゼロプリントマークを表示することができる。環境負荷の低い印刷物の証しとして、カーボンゼロプリントのマークを使用可能。

カーボンニュートラルプリント(CARBON NEUTRAL PRINT)マーク
印刷物のライフサイクルにおけるCO2排出量を算定し、それを有償でカーボンオフセットすることでCO2排出量を実質ゼロにできる印刷物に表示できるマーク。「カーボンニュートラルプリント」マークを表示することで、カーボンニュートラル実現への貢献をアピールできる。

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