株式会社モリサワ(以下、モリサワ)は、RISAPRESSカラーシリーズの新製品として、フルカラー・オンデマンドプリンティングシステム「RISAPRESS Color7100」を2022年2月2日に発売した。
「RISAPRESS Color7100」は、高画質および多様な用紙への対応力の強化と、自動品質最適化ユニットで評価を得ている「RISAPRESS Color6100シリーズ」の後継機種だ。プリンター本体は、従来機種より横幅が縮小し、コンパクト設計でありながら、上位機種の「RISAPRESS Color14000シリーズ」と同等のオプション装着で多彩な印刷物を生み出す。顧客の期待に応える美しい仕上がりを実現し、小ロット、短納期、オンデマンドというデジタル印刷の良さを活かすことで、顧客へのより幅広い提案を可能とし、印刷事業者のビジネス拡大に貢献する。
■製品の特徴
自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ-501)」は色調管理や表裏見当の調整・補正作業の自動化、紙の汚れ、印刷の欠損を自動で検査し、不適合品を排出するだけでなくリカバリー印刷まで自動化することができる。
さらにバリアブル印刷における検査機能が強化され、数字やバーコードといった1枚ごとに印刷が異なるデータ(バリアブルデータ)について、リアルタイムな照合と不適合品の排出で、今まで以上に検査工数の大幅削減と印刷品質への安心感を提供していく。
安定した生産性とお客様のビジネス拡大に寄与するメディア対応力
フルカラーの出力速度がA4サイズで毎分100ページ、A3サイズで毎分57ページの高速出力で、紙厚52g/㎡~400g/㎡まで速度を落とすことなく印刷が可能だ。
従来機種では、オプションユニットが必要だった封筒印刷だが、「RISAPRESS Color7100」では定着ユニットの改良により、オプションユニット無しで印刷できるようになった。長尺紙への自動両面印刷も従来機種より18%長い900mmまで可能となり、A4サイズの三つ折りカタログやポスターなど、特徴ある印刷物が作成できる。
また、紙質に合わせたスクリーン設定や転写ローラーの位置と圧力を自動で最適化できるようになり、エンボス紙への印刷がさらに高画質になる。幅広いメディアへの対応力を向上させ、名刺や招待状などの印刷に要求される高い質感や表現力の拡大を実現した。
多彩で高品質な後加工を自動化するインラインフィニッシャー
中とじ製本、くるみ製本、四方断裁、名刺やカードの複数カッティング、折り目加工など様々な後加工を、インラインで、ワンパス自動処理することが可能となり、従来のオフラインの後加工機によるマニュアル作業と比較して、大幅な時間削減を実現できる。