ChatGPTと連携したWebアプリ「トリセツAI」をリリース【オクタビオ】

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株式会社オクタビオ(以下、オクタビオ)は5月2日、2023年4月28日に取扱説明書や契約書等PDFのテキスト情報を読み込んで生成AIが答えるWebアプリ「トリセツAI」の企業向けエンタープライズサービスをリリースした。このサービスは、インターネットの情報を限定して個別のPDFの情報を読み込む生成AIのサービスだ。また、個人向けサービスのPDFトークのWebアプリ、またスマホ用iOS版、Android版も近日リリース予定と発表した。

今回発表した「トリセツAI」は、家電等の取扱説明書の読み込み、契約書や従業員マニュアル、複雑な機器のマニュアル、ビジネス文書などを読み込んで、ChatGPT4のAPIを使って自然言語で質問したことに回答を受けることができる。読み込む書類は多言語に対応。原文のままPDFを読み込ませれば、瞬時に日本語でAIが回答する。

近日公開予定の個人向け「PDFトーク」は、同じく大容量のPDFを読み込んでビジネスに活用したり、個人の日記や旅行の予定などをAIが回答。

企業向け「トリセツAI」の特徴(2023年4月28日リリース現在)

・インターネット情報を限定して、PDFの情報だけを元にChatGPT4を搭載したAIチャットを実現
・日本語はもちろん、英語をはじめとした様々な外国語文書をそのまま読み込み、日本語で会話
・自然言語で質問して、自然言語で答える
・取扱説明書やオフィス文書に特化した会話精度を向上させる調整(プロンプト調整)を提供
・文書ごとに固有のQRコードを発行
・既にあるQ&Aや、想定される質問をあらかじめ設定しておくことにより、精度の高い会話を実現
・今あるPDFを原稿にして利用が可能

※スキャニングPDFには現在未対応

■PDFトークとは

これまでのPDFアプリでは、読み込んだ書類を画面上で確認することはできたが、目的の情報を探すには、目次やインデックスから手探りで探す必要があった。

しかし、ChatGPTのAPIを使用した「トリセツAI」は、読み込んだPDFに対して自然言語で質問すると、AIが瞬時に必要な情報を探し出す。また、PDF内の情報を統合することで、新たな有用な情報も提供。まるで文書を読み込んだ人に質問して、関連するページから便利な情報を提供するかのような感覚で情報を得ることが可能だ。

例:中期事業計画書

例:中期事業計画書

なお、今回紹介したオクタビオは、東京都千代田区丸の内に本社を置き、AIソフトウエア開発事業、バイオメトリクス事業(眼鏡3D試着システム)、医療系インターネットシステム、医薬品臨床研究の事業を行っている。

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