連携協定を締結 おてつたびと流通科学大学、活力ある地域づくりと教育・研究の発展を目指す

連携協定の締結 流通科学大学とおてつたび

地域の季節的・短期的な人手不足をキッカケに地域の関係人口を創出するマッチングサイト『おてつたび』を運営する株式会社おてつたび(以下、おてつたび)と、兵庫県神戸市にキャンパスがある流通科学大学は6月27日、2023年6月26日に連携協定を締結したと発表した。

この協定は、観光振興や地域経済の活性化、地域づくり、教育・文化の振興、人材育成、福祉の増進等の分野で相互に協力し、活力ある地域づくりと大学における教育・研究の発展に寄与することを目的としている。

■お手伝いを目的にする「おてつたび」とは

「お手伝い」と「旅」を掛け合わせた造語で、人手不足に悩む地域の農家や旅館と旅行者をつなぐ人材マッチングサービス。お手伝いという新しい旅の目的を作ることによって、著名な観光名所ではない地域にも人が訪れ、地域の人手不足の解消だけではなく、地域活性化や地域のファン(関係人口)創出につなげる。

現在の登録者数3.9万人、受け入れ事業者数全国1,000件を突破。おてつたび参加者の45%が大学生だ。また、お手伝いをしたら賃金を得られるなどのメリットもある。

■流通科学大学との連携項目

連携協力項目
1.観光振興や地域経済の活性化に関すること。
2.特色ある地域づくりに関すること。
3.教育・文化の振興に関すること。
4.人材育成に関すること。
5.学術研究に関すること。



また、今回の連携について、流通科学大学の学長を務める藤井啓吾氏とおてつたび代表の永岡里菜氏からのそれぞれコメントがあった。

流通科学大学 学長 藤井啓吾氏のコメント  

本学の学生には、まずは自ら「おてつたび」を体験することを通じて、さまざまな地域や働き方・生き方の魅力を見つけ出してもらいたいと考えています。それが、新たな自分や将来の夢の発見、さらには自分にとってかけがえのない地域の魅力の再発見にも繋がると思うからです。

また、「おてつたび」は、人手不足という多くの地域が抱える社会課題を、こんな旅があったらいいな、というニーズと結びつけることによって解決しようとする、社会的起業のモデルケースです。おてつたびの皆さんとの連携による活動を通じて、本学の学生たちの中に、そういった起業家マインドが育っていくことも併せて期待しています。

このたびの連携協定によって「おてつたび」の可能性がさらに広がり、そのことが本学の教育・研究の発展に寄与することを願っています。

おてつたび 代表 永岡里菜氏のコメント

おてつたびは人手不足を人と人との出会いのチャンスに変え、誰もが気軽に“知らなかった地域”を訪れることで、地域や事業者のファンになって欲しい!そんな想いから生まれたサービスです。今回の連携を通じて流通科学大学の学生の皆様に地域でのお手伝いを通じて、観光振興や地域経済の活性化に貢献していただければ大変嬉しく思います。

また、「おてつたび」は自分が大学生の時に欲しかったサービスでもあるので、たくさんの大学生の方に利用いただけるのは純粋に嬉しいです。学生の皆さんには「おてつたび」を使い倒して、沢山の地域へ実際に足を運んでほしいと思っています。


なお、今回紹介したおてつたびは、2018年設立のベンチャー企業だ。「日本各地にある本当にいい人、いいもの、いい地域がしっかり評価される世界を創る」をビジョンに今後も地域の持つ可能性を信じ、社会課題に向き合っていく。

また、兵庫県神戸市にキャンパスがある流通科学大学は、商学部(経営学科・マーケティング学科)、経済学部(経済学科・経済情報学科)、人間社会学部8人間社会学科・観光学科・人間健康学科)の3学部7学科を有する私立大学だ。創設者は、ダイエーの創業者である中内㓛氏である。

この大学では、豊かな社会の実現に貢献できる意欲と能力を持ったビジネスパーソンを育成。数多くの社会共創活動を行っており、企業・地域・自治体とコラボしてそれぞれが抱える課題解決を目指す。

コメントを残す