第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度を活用、CO2排出量削減に貢献目指す【凸版印刷】

凸版印刷株式会社(以下 凸版印刷)は10月12日、一般社団法人サステナブル経営推進機構(以下、SuMPO)が運用している「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度」を活用し、パッケージ、建装材、出版・商業印刷物、について、これまで社内で構築してきたカーボンフットプリント算定システムの第三者認証を取得する。これにより内部のルールを策定、算定結果を検証する内部検証員を設定されるために、個別の製品ごとに第三者の評価を受けることなく、信頼性の高いカーボンフットプリント※1を迅速に算定できる体制を構築すると発表した。
※1:Life Cycle Assessment(ライフサイクルアセスメント)※2の手法を用いて、製品・サービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクルを通して排出される温室効果ガスの排出量を、CO2に換算し、分かりやすく表示する取り組み。
※2:原材料(資源採取から原材料製造)から製品の製造・使用・リサイクル・廃棄など、製品のライフサイクル全体にわたって、投入する資源や排出する環境負荷を定量的に評価する仕組み。

■ 取り組みの背景とは

気候変動問題は国際社会における喫緊の課題であり、日本では再生可能エネルギーへの転換をはじめ、産業界が脱炭素に向けて急速にシフトしており、事業を通じた脱炭素への貢献が求められている。しかし、脱炭素への貢献度の指標のひとつとなるカーボンフットプリントに関しては、その妥当性評価のために個品ごとに第三者による評価が必要だ。

今回、凸版印刷は「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度」を活用して、パッケージ、建装材、出版・商業印刷物のCO2排出量算定システムの認証を取得する取り組みを推進し、製品のライフサイクル全体におけるCO2排出量削減に貢献していく

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