協業開始を発表 デジタルマーケティング事業拡大を目指す【凸版印刷とハートコア社】

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凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)とハートコア株式会社(以下、ハートコア社)は5月22日、CMS(Contents Management System)をベースとした開発体制強化および、デジタルマーケティング事業拡大において2023年5月22日より協業を開始すると発表した。
※CMS:Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システムの略称。HTMLなどのコーディング知識がなくても、Webサイトの作成、情報更新を可能とする仕組み。

■協業の目的とは

近年、デジタルマーケティングではWeb単体ではなく、アプリやSNS、デジタルサイネージとの連携など、顧客との接点が多様化・複合化している。2万社に及ぶ多様な顧客基盤を持つ凸版印刷は、企業向けデジタルマーケティング領域におけるDX支援を数多く手がけているが、拡大する顧客ニーズに対応するため、Webサイト向けのコンテンツ管理だけでなく、企業の持つ全てのマーケティングツールを一括で管理可能なプラットフォームを開発する体制の強化が必要になってきた。

ハートコア社は、オールインワンパッケージ型CMS「HeartCore CMS」を2009年6月から提供。「HeartCore CMS」は、企業のコンテンツ管理の主力プラットフォームとして、国内企業680社以上に導入している。

また、顧客からのデジタル上の複数の接点へのコンテンツ配信の一元管理、ヘッドレス配信や、多言語管理、増え続ける商品や製品管理が可能なDAM(Digital Asset Management:デジタルアセットマネジメント)やデータベース機能、パーソナライズおよびMA(Marketing Automation:マーケティング活動自動化)、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)といったマーケティング活動に求められる各種機能を強化。

「HeartCore CMS」は、顧客一人ひとりとの信頼を構築するDXP(Digital eXperience Platform:デジタルエクスペリエンスプラットフォーム)の基盤として進化を続けている。

※ヘッドレス配信:HTMLで構成されたグラフィカルな表示を持たないこと。

今回の協業で、凸版印刷の持つ日本全国の小売や流通、メーカーなどさまざまな業種の顧客に対し、デジタルマーケティング領域のソリューションを提供してきたノウハウや顧客ネットワークと、ハートコア社の持つ顧客体験を最適化するプラットフォーム「HeartCore CMS」を融合。

デジタルマーケティング領域において、Web/アプリの構築、SNSやデジタルサイネージ領域の支援を、一貫して可能にするサービス開発や整備を共同で推進、顧客へ新たなソリューションを提供し、両社におけるデジタルマーケティング事業の拡大を目指す。

なお、凸版印刷とハートコア社は、両社の技術・知見を融合することで、デジタルマーケティング領域における新たなビジネスを創造し新たな価値を提供することにより、顧客企業へより多くの成果につながりやすいマーケティング活動支援を推進。また、凸版印刷は、この協業により2025年までに関連受注を含めて10億円の売上を目指していく。

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