株式会社ユポ・コーポレーション(以下、ユポ・コーポレーション)は1月21日、株式会社日本HP(以下、HP社)の「HP Latex700/800プリンターシリーズ」向けに、ユポグリーンシリーズの広幅小巻品のラインナップを開始すると発表した。これにより、「HP社の提案する環境に配慮した水性Latexインクと、ユポグリーンシリーズで実現する減プラ・CO₂排出量削減」により、「サステナブルな社会に貢献する大判プリント」を提案する。
従来の第3世代までのHP Latexインク搭載のHP社プリンターで、ユポに印刷する場合、充分な耐水性や擦過性を持たせるために、印刷用紙としてインク受容層がコートされたユポが必要である。一方、第4世代Latexインク搭載のHP Latex 700/800プリンターシリーズ(2021年2月発売)では、コート層のないユポでも充分な耐水性と擦過性が確認でき、今回ユポ電飾用紙BLRG 150とウルトラユポFEBG 130の2種類を大判プリンター用に製品ラインナップすることを決定した。
環境面では、両製品ともバイオマス樹脂配合のユポグリーンシリーズであり、更に、ユポ電飾用紙BLRG 150に関しては大判プリント市場で多く用いられている一般的なPET素材のフィルムと比較して比重が軽いため、大幅な「減プラ」と「CO₂排出量削減」が実現可能だ。
コスト面では、第4世代HP LatexインクはUVインクと比較してインク膜厚が薄く、低温でインクを乾燥できる為、印刷用紙の厚みをUVインクジェットプリンター向けで需要の多い、200μmから130μmへ大幅に下げることができ、且つ用紙もノンコート品にできる為、顧客のコストダウンへ大きく貢献できる。
各企業が「環境に配慮した」製品やサービスをお客様へ提供することを求められる中、第4世代Latexインク搭載のHP Latex700/800プリンターシリーズの持つ環境配慮性と、印刷メディアとしてユポが提案する環境負荷の低減により、「サステナブルな大判プリント」を提案する。
・バイオマス樹脂配合によるCO2排出量削減が可能
・微細な空孔(ミクロボイド)による減プラが可能
・ユポ特有の光の乱反射を利用することで、バックライトポスター(電飾看板)に最適
・HP Latex 700/800プリンターシリーズでのプロファイルあり
■「ユポグリーンシリーズFEBG 130」の特長
・バイオマス樹脂配合でCO2排出量削減が可能
・微細な空孔(ミクロボイド)による減プラが可能
・ポスターやタペストリーなどでの実績は多数
・従来のUVインクジェット向けで実績のある200μから今回のFEBG130にすることで薄手化による環境負荷軽減が可能
・HP Latex 700/800プリンターシリーズでのプロファイルあり
■製品ラインナップ
在庫サイズ:1600㎜幅×50m
販売開始時期:2021年12月より
ウルトラユポFEBG 130
在庫サイズ:1600㎜幅×50m
販売開始時期:2021年12月より
ユポグリーンシリーズ ユポ電飾用紙 BLRG 150
型番:BLRG 150
厚み・坪量:150μm 153g/㎡
製品特徴:半透明、バイオマス樹脂配合品
印刷方式:Latex(HP社第4世代)
製品用途:バックライトポスター(電飾看板)
販売開始:2021月12月~
ユポグリーンシリーズ ウルトラユポ FEBG 130
型番:FEBG 130
厚み・坪量:130μm 100.1g/㎡
製品特徴:バイオマス樹脂配合品
印刷方式:Latex(HP社第4世代)
製品用途 :ポスター・タペストリーなど
販売開始:2021月12月~
なお、HP Latex700/800プリンターシリーズにて、上記ユポ2製品を印刷する際は、下記HP社のメディアロケーターからプロファイルのダウンロードが必要となる。(プリンターからの直接ダウンロードも可能)
■ユポグリーンシリーズ ユポ電飾用紙 BLRG 150
https://www.printos.com/ml/#/medialocator/129600
■ユポグリーンシリーズ ウルトラユポ FEBG 130
https://www.printos.com/ml/#/medialocator/149853